繰り返し地震への対策
2016年4月14日に熊本県・大分県で発生した大地震では、震度7が2回、震度6強が2回、震度6弱が3回発生しました。
震度7の地震が2度も観測されるのは現在の気象庁震度階級が制定されてから初めてのことだったと言われています。
この熊本地震では、多くの家屋が全壊・半壊し、大きな爪痕を残していきました。
地震で倒壊しない家とは
熊本地震によって一番被害が大きかったとされている熊本県益城町にて倒壊・全壊した住宅のうち、約96%が2000年5月以前に建てられた住宅だと、建築学会による報告がされています。
2000年6月以降に建築された住宅も約4%を占めていますが、ここで注目していただきたいのが、地震に対して強いとされている「耐震等級3」の住宅に関しては、1件も倒壊及び全壊していないという調査結果が出ております。
耐震等級とは、国土交通省が2000年に定めた、住宅性能表示制度における耐震性能等級です。建築基準法では、数百年に一度程度発生する地震に対して、損傷はするが倒壊しない程度のものを「等級1」としています。「等級3」は倒壊せず地震後も住み続けられる強さをもっています。病院や消防署など、避難所や救災活動を行う建築物も耐震等級3です。
甚大な被害があった熊本地震での益城町でも耐震等級3で建築された住宅は、ほぼ無被害か、被害があったとしても非常に軽微であったことからも、建築の専門家の中でも、今後の住宅建築では耐震強度3が必須なのではないかと言う声もあります。
TAIHOホームでは、すべての住宅で耐震等級3を標準仕様とし、「地震に強い家づくり」を追い求めて参ります。
耐震等級3の住宅に免震・制震性能を加えてさらなる安心を
耐震等級3の必要性はわかっていただけたかと思いますが、近年の住宅では耐震等級3の住宅に免震・制震性能をプラスされる事が臨まれます。
制震とは、制振ダンパーなどを使用して、地震の震動自体を吸収するして揺れを吸収する構造のことをいいます。
TAIHOホームでも、地震の揺れを吸収する「制振ダンパー」を正式採用しており、耐震等級3の住宅と「制振ダンパー」を組み合わせることにより、さらなる安心感のある住宅を建築しています。
また、「制振ダンパー」は熊本地震で行ったような、何度も繰り返される余震にも強いとされています。